「トクヨウ」と「ソクヨウ」

22日、義母が、病院の回復期リハビリテーション病棟から
介護老人保健施設に移った。

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9時半過ぎ。お引越し前に、病院の屋上庭園に行った。
花がきれいに手入れされている。

リハビリのため、ちょっとした段差や階段があえて作られている。
タイミングが悪くて、数回しか行けなかったのが残念。

引っ越しのあと、夫とともに、施設長さんと話をしていると、
気づけばもう義母は、みなさんと昼食の食卓についていた。

いったん引き上げ、昼過ぎに行ってみると、入浴中。
小一時間待ち、一緒に着替えの整理をしていると、おやつ。

忙しいような、ゆったりしているような、
不思議な時間が流れている。

一日目なので、夫に、仕事帰りに施設に寄ってもらった。
帰宅後の第一声が「もうひと騒動起こしとった!」。何があったの?

人手不足によるちょっとしたトラブルがあり、はっきりした義母は、
「こんなとこ、来るんやなかった!」と言ったというのだ。

気持ちがふさがる。かといって、家に来てもらう自信もない。
老健にいられるのは長くて3か月。早く次の所を探さなければ。

「特養を探すにしても、お義母さんに一緒に見に行って
 もらって、納得してもらった方がいいね」私が言うと夫は、

「ほかに考えることがないから、そんなことばっかり考えてしまう
んや。けどもう、おかきに決まったからええやん」と言う。

????? なんか話がかみ合わないな、と思ったら、

私が「特養」の話をしているのに、夫は、再来週とり行う、
義父の四十九日の法要の「粗供養」の話をしているのだった。

そういえば少し前に、義母が、しきりに
粗供養やお布施のことを気にしていて、

「粗供養は日持ちのよいお菓子がいい」というので、
おかきに決めたのだった。

ネットで特養やら有料老人ホームやらを検索。
丁寧に、ゆったりと、ケアしてくれるところがいいけれど、

どこに行っても、一定の割合で、「この人どうしてこの仕事を
選んだんだろう?」と思う職員はいるものである。

期明けの法要が終わったら、あちこちに見学に行ってみよう。
昨日訪ねたとき、食事が美味しいかどうか聞いてみると、

「どこもまあまあやね。でも、どこでもお肉出えへんね、牛肉。
 あ、こんなん言うたからいうて、持ってこんといてね」と義母。

持ってきてほしくて言ったのではない。
思ったことをそのまま、言ってしまうタチなのである。

昨夜、珍しく『ガッテン』を見ていたら、
「健康寿命を延ばすにはお肉を食べること」と言っていた。

義母は正しい! けど、私、お義母さんを見送ることが
できるかしらん。はなはだ心もとない。

今日は、おやつのコルネが小さかった、とのこと。
病棟で出ていた果物が、施設では一切出ない、と言う。

でも、おやつが出ることは嬉しいようで、
「それぞれええとこも悪いとこもあるわ」と笑っていた。

少しずつ慣れてきたようで、ほっとしている。
牛肉はちょっと難しいけれど、次は果物を持って行こう。

紅茶豚、パインゼリー、水ナスの糠漬け…

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底を打つと、あとは浮上するのみ。

昨日の日曜は、数年ぶりに従妹に会う約束をしていて、
体調があまりよくないので迷っていたけれど、

思い切って会ってよかった。緑滴る我が街を
車で案内するうちに、気持ちも晴れてきた。

もちろん、抗がん剤治療も通算13クールめともなれば、足の
しびれやだるさは強く、頭の動きも相当鈍っているように感じる。

手足の末端に影響があるなら、頭にもあるはずよね?

だけど、それが副作用あるいは後遺症なのか、年のせいなのか、
コーネンキなのか認知症なのか、あるいは全部なのかは不明である。

身体がしんどさに慣れているので、倦怠感はもうあまり自覚しないが、
他の人は、自分よりずっとラクに動けているように思える。

ま、現実の自分とぼちぼち付き合って、
ゆるゆるとやっていくしかあるまい。

写真は、ほぼ10年ぶりに作った「紅茶豚」。
豚もも肉の塊を、今回は、アールグレイで茹でてみた。

醤油2、酒1、酢1の割合で合わせ、煮たてた「たれ」に漬け込む。
保存袋に入れるなら、たれは少量でOK。

薄く切って、さっぱりと酸味のきいたたれにつけていただく。
「また作って」と、久しぶりに次郎からリクエストがあった。

これは、先週作ったパインゼリー。これにもアガーを使用。

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パイナップルジュースは、よく振ったつもりだったけれど、
底に沈殿していたようで、味が少し薄めになってしまった。

やっぱり、ピューレ状になっているマンゴージュース
などの方が作りやすいみたい。

ホーローの糠漬け器は数年前から買ってあるのに、今年も
お手軽なジッパー袋タイプのぬか床を買ってしまった。

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暑くなってくると、水ナスのお漬物が食べたくなるのよね。
その名の通り、とっても瑞々しい!

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治療後3日も立てば、味覚は少しずつ戻ってくる。
美味しいものを食べて、元気に暮らそう。

一昨日退院してきました

再発後、7クールめの抗がん剤治療を終了。
今回は、同室の方とのおしゃべりが楽しい入院だった。

のんこさんに車で迎えに来てもらって、一緒にモーニング。
話題の生食パンまでいただいてしまった。ありがとう!

お天気がよかったので、荷解きをして洗濯。午後は病院から
義母を外出させてもらい、美容院に連れて行った。

自分の用がないので美容院は久しぶり。88歳になる、髪が豊かな
義母がうらやましい。そろそろウィッグが暑くなる季節。

いつものように夕食を作って次郎を塾に送り、
いつものように家事をしていたけれど、

さすがに疲れが出てきたので、早く寝ようと準備。帰宅した次郎の
長~い話が、終わるか終わらないかで2階に行こうとしたら、

次郎の怒りにあい、1時間以上、もめるはめになった。
自律神経がズタズタになり、右耳の耳鳴りがぶり返す。

翌土曜日、参観日への出発前にも、ひともめ。
ほとほと嫌になって、家から悪い「氣」を追い出そうと、

家じゅうの窓を開け放って、掃除機をかけ、1階と階段の床、
すべてを水拭き。いいお天気でよかった。

13時。「こどもの居場所」を特集する、市の男女共同参画情報誌
の取材の下調べとして、近所のこども食堂を少しだけのぞきに行き、

14時から、次郎の部活保護者会に参加して、
これまた少しだけ練習をのぞき、

16時から、義母が来週移る老健施設の契約に夫と2人で出かけ、
17時過ぎまで。このあたりで、さすがに疲れが出てきて、

帰りの車に乗り込むや否や、シートを倒してしまった。
もう、何もできない。

そうだった、そうだった。治療後2日目は、
心身ともに、落ちるところまで落ちるんだった。

身体はだるくて動けないのに、交感神経優位になっていて、
少しも眠れない。こういうときは、横になっていてもつらい。

落ち込むけれど、これもずっと続くわけではない。
ゆっくりと浮上してくるのを待とう。

急に夕食を作ることになった夫には、気の毒だったけどね。